慣れって怖いですね。
というか、人っていろんなものにすぐ慣れることができるんですね。
新しい感覚が芽生える感じ。
そういえば、昔こんな話を聞いた。
「ノミ」ってあの小さな体にしてはすげー高くジャンプするけど、
天井のある箱の中に入れておくとしばらくの間ガツガツ天井にぶつかる。
でもそのうちに天井にあたらないような高さでジャンプするようになる。
そして、箱から出してあげるともうその天井と同じ高さまでしかジャンプできなくなってる。
これは、悪い方に慣れるって話しだけど。
良い悪いは別にして慣れって、新しい何かを見つけるか知らないうちに何かを失ってるか両面がある気がする。
1 件のコメント:
当たり前のことだけど、慣れるというのはそういう両方の危うさを持っている。いわゆる話が「両刃(もろは)」というやつで、一つの事象に慣性が働くと、もう一方に緩和が生じて、それがいつの間にか取り返しのつかない事態を生じさせこともある。
俺は今、結婚もして、普通に奥さんがいることが慣性になりかけているけど、それが突然消失したら、と思うとぞっとする。
考えつつ慣れることと、考えなくても慣れる、というのは実はその形成過程に大きな違いがあって、前者は成功と失敗とを交互にフィードバックして、かっこよく言えば「補完」していくことだけど、後者は「それと気が付かずに」、まるで影のようにひっそりと習慣化させていくからタチが悪い。
そしてここが重要なんだけど、後者に関しては人を堕落させしむうる快楽の方が揃っていて(煙草とか酒とか麻薬とかギャンブルとか)、堕落するほうが簡単な理由はそのへんにある。
考える葦であれ。
俺も、君も。
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